日本大好きじいさんの落書き帳

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自立国家の建設 035

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さて、この日の昼下がりの神宮前オフィスは、常勤の官僚たちばかりでなく、臨時に召集された多数の人たちの熱気に満ち溢れていた。

あの賓客が、訪れるのである。

それも今回は、確実な前触れがあってのことで、その一点では神にも感謝したい気持ちの者が大勢いる。

前回は、大規模紛争の実質的終結のための協議が唐突に行われ、日本は知らぬ間にそのホスト国とされてしまい、挙句に、暴風のような国王の行動にただただ振り回されているうちに、全てが終わってしまっていた。

そう言う苦い体験をさせられたことを、否応なく思い起こさせられている者が大勢混じっていた筈だ。

前回の騒動に懲りて一層厳しい緘口令が布かれ、それが未だ保たれているらしく、幸いにも報道陣たちには漏れていないようだ。

周辺の報道陣は、今のところほぼ通常のものと変わりが無い。

ただ、前触れがあったとは言え、かの賓客の来訪は今回もまた非公式なものとされ、内閣官房からの指示ではその迎えの用意でさえ、いよいよひっそりと行われることとされていた。

かつて東太平洋問題準備室と呼ばれたこのオフィスは、東太平洋問題対策室と名を変え、今又「秋津州対策室」と再び名を変えてはいたが、一階と地階のみを当局が使用し、それ以外のスペースは、全て秋津州商事の専用と言う扱いになっていることに変わりは無く、相変わらず贅沢に配された広い庭に囲まれて鎮まっている。

この時点の二階オフィスには大泉総理と国井官房長官の姿が揃い、秋元千代を相手に和やかに懇談を始めており、肝心の賓客が到着すらしていないにも拘わらず、既に実質的な意見交換が始まっているかのようだ。

だが、この間の千代は、京子との特殊な通信を通じて国王の意向を取り次いでいたに過ぎず、その王の意向も、とうに王と新田の間ですり合わせがなされていたものばかりだったのだ。

やがて賓客の一行を乗せた大型の乗り物が、いつものようにひっそりと裏庭に到着し、人目を避けるように足早に入館した。

小走りに先導するのは京子である。

随行は新田と京子のほかには、井上司令官と三人の侍女たちだけだ。

一行が降り立った乗り物は対策室の面々も、今回始めて見る大型のポッドであったと言う。

以前、何度も見かけた漆黒の小型のものには、四人掛けの座席を具えたものと、貨物スペースの大半を廃して座席を設け六人掛けとしたものが存在していた。

だが、今回のものは全く異なるものであった。

概ね、大型バスのボディより多少大きめの容積を持っており、中の座席数は大型の観光バスをイメージして見れば大よその見当はつく。

国王一行は、素早く迎えに出た総理と官房長官と共に、てきぱきと二階に席を移し、簡略な儀礼交換のあとすぐさま会談が行われることになる。

冒頭に、満面の笑みを湛えた総理から、北方領土奪還に関わる国王の尽力に対して丁重に謝意が表され、好意溢れる対日政策の根幹に触れることが出来たことは、両国の今後を占う上でまことに喜ばしい限りであるとの挨拶があった。

少なくとも現時点の日本側に、秋津州の並々ならぬ好意を疑う者など一人もいない。

先程らい作成していたメモをもとに次々とその確認がなされ、若干の修正が全て新田を中心に進められて行った。

喫緊の課題として、韓半島問題についての意見交換の内容などは、かなり具体的なものが多い。

殊に、占領地における不明日本人に関する調査が未だ続いていることもあり、主にそのために必要な期間と秋津州側の支援体制に関する話題が俎上に上り、占領を継続すべき期間については不透明であるとされ、自然続行すべきことが確認された。

当然、その時間を有効に使って、更なる調査が腰をすえて続けられることになるのだろう。


又、現地入りしている各国メディアが、さまざまな客観的事実を積極的に公開し始めており、その効果については総理も重く受け止めていたほどで、彼等が最も情熱的に公開しつつある情報は、自然今般の紛争のいきさつについてのものが主軸であり、それは現地の民衆が今まで知ることの少なかったもので溢れていた。

現在、自国が敵に占領されてしまっているのはいったい何故なのか、彼らはほとんどその真の理由を知らされてはいないのである。

知っていたのは、自国が太平洋上に新たな領土を得たと言うことだけであり、彼らのほとんどが秋津州を自国領であると信じて疑わない。

この自国領には不法に盤踞する蛮夷の一族がおり、その者等が突如反乱を起こし、本国を乗っ取ってしまったのだと言う者もいる。

だが、蛮夷の筈のこの軍隊は、どういうわけか女性ばかりで編成されていて、攻撃さえしなければ一切住民に危害を及ぼさない。

危害を及ぼすどころか、無尽蔵とも思えるほどの膨大な生活物資の配布を続けてくれるのだ。

彼女等の手になる栄養と衛生面における多大な貢献については、そろそろほとんどの住民が認識し始めていたが、それでなお、彼等にとっての秋津州軍は反乱軍なのである。

だが、民衆の中には事実を知る者もおり、その又一部がメディアに雇用され活発に情報を発信し始めていた。

無論、事実に基づく情報であった。

その間、占領軍は一切の容喙を慎み超然としており、情報公開など各メディアが勝手にやっていることであって、全く我が方の知るところではないと言うスタンスなのだ。

言い切ってしまえば、若者にとって、今更情報公開などどちらに転んでも別にどうと言うことは無いのである。


日秋トップ会談の席上では、半島南部についても話題になり、その国は又しても自ら困難な状況を招いてしまっていると言う一点において互いに共通認識としており、日本にとって最大の課題は大量の難民の発生であるとされた。

総理は、結果的に発生する日本の経済損失は全て織り込み済みであるとし、事態は既に次の段階に進みつつあると言う。

その国の瓦解は既に眼前にあるが、最早これ以上の支援はその意義を認めない旨の、冷然たる王の考えがかなり直接的な表現を以て示された。

これまで行ってきた韓国への支援は、全て秋津州国王の政略の延長線上にあったもので、もはやその必要性は全く無くなったと言うのだ。

別にあの国の惨状に同情するあまりに、あのような膨大な支援を行って来たわけでは無いと言うのである。

若者の政略の座標軸においては、世界の自由貿易の循環構造を破壊し尽してしまうことを恐れるところに、その基点を置いていたからに過ぎず、その座標軸そのものを過去のものとして葬っていける準備が、いよいよ整ったことは確かだろう。

若者は、その後に来る混乱を避けて通ることは出来ないとして、その混乱を必然とみなした上で対応する道を選択したことを、改めて強く印象付けたことになる。

さらに、来たるべき混乱期に周辺海域を全面的に警備する必要を生じた場合、共に必要とする行動原理についても申し合わせがなされた。

結局、両国ともに、これまでのような支援のあり方を完全に否定し去ったことになり、この瞬間に彼の国の運命は極まってしまったことは確かだ。

思えばあの国は、二十世紀初頭から日本からの莫大な財貨を吸い寄せ続けて来た。

その財貨とは、言うまでも無く日本人自身の尊い血税なのである。

彼の国は、好むと好まざるとに関わらず、絶えずその恵みを受け続けてきたことだけは間違いない。

そして、昨今は秋津州の恵みを受け続けて来た。

しかし、恵んでも恵んでも結局は恨まれてしまうと言うこれまでの結果を見れば、もはや恵みを垂れ続けることの無意味さだけは充分に学習出来た筈なのだ。

いずれにしても、日本財界のスタンスも、他の地に向けて本格的にシフトすべく覚悟が定まったことになり、いよいよそれが表面化する日も近い。


次に大きく話題となったのは、秋津州の持つ安価で安定的な労働力に関する一件であった。

例の、膨大なヒューマノイドたちのことだ。

日本の労働市場の現状と近未来に鑑みて、「ヒューマノイド型労働力に関する法案」を提出する用意のあることが総理から明らかにされ、それも年明け早々にも行われると言う。

高性能の人型ロボットには、無論、人権も納税義務もある筈が無い。

それを労働力の代替として供給を受ける者は、おそらく機械設備のレンタルとして扱うことになるのだろうが、当然、通常の労働者を雇用した場合とは異なり、源泉徴収の手間も要らず、事業者が負担すべき法定福利費なども一銭もかからない。

現行の税体系では、そのレンタル料にかかる消費税を負担するのみだ。

その上、例え二十四時間、三百六十五日無休で労働を強いたところで、当のヒューマノイドは勿論当局も一切文句は言わない。

ただ、そのレンタル料金が過度に低廉である場合、自らの競争力を危うくする点で労働団体からさまざまの反発を招くことは必至だ。

折りも折り、面白いニュースが流れ、国内の議論を呼んだのはつい先ごろのことであった。

総理が、記者会見で記者の質問に応えて行ったある発言がそのソースだ。

その記者はかなり先鋭的な意気込みを感じさせる口調で、神宮前の秋津州対策室に、時折り姿を見せる漆黒の航空機について質問したのだ。

例のポッドが対策室の裏庭から発着していることは、かなりの部分で事実であると言う見方が既に定着してしまっており、その実写映像と称するものまで存在しているのだ。

この前提で、そのような正体不明の航空機が首都圏の上空を飛行していることを、行政当局として適正に対応出来ているのかと言う趣旨であったが、無論、この首都圏の上空を専管しているものは、日本政府では無いと言う現状をも鋭く突いていることになる。

したがって、その場に居合わせた誰しもが、「そのような不審な航空機は未確認であり、目下その事実関係を鋭意調査中である。」と言うような政治的回答を予測していた。

ところが豈図らんや、総理はその存在をあっさりと認めてしまったのである。

その場にざわめきが起こり、記者の次の質問におっかぶせるように総理は言い継いだと言う。

「あれは、航空機ではなく空中浮遊物だよ。」と言ったのだ。

その場に、失笑の渦が巻き起こったのも当然であったろう。

言わば子供が手に持っていた風船が、その手を離れ、ゆらゆらと空に昇っていってしまったようなものだと言ったことになる。

現状では、そのような空中浮遊物を云々するような法制度は存在せず、余程具体的な問題が発生しない限り行政が容喙するところではないと言う。

おもちゃの風船とかパラグライダーやハンググライダーだとかが例え空を飛んでいても、現行の法律では単なる空中浮遊物に過ぎないのである。

総理は、質問の対象となる物体が航空機であるという根拠を確認していないと言う。

それが対策室の裏庭に何度も姿を現し、人間が乗り込む場面さえ多数の目撃証言があるにせよ、目撃者たちが気付いたときには、いつの間にかそれが見えなくなってしまっていたのであり、単に、それだけの話だと言うのである。

総理は「きっと、風に吹かれてどこかに飛んでいってしまったのかも知れないなぁ。」と言って笑ったそうだ。

それゆえ、空中浮遊物だと言うのだろう。

つまり、現在法の規制の及ばない部分を、どこまで法を以て定め、どこまで規制して行くべきかは、又別の問題だと言っていることになり、ことほどさように、ヒューマノイド労働力の導入にしても、さまざまな問題点を踏まえ、法の整備が求められることも数々あるに違いない。

秋津州は、このまことに優れた工業製品を大量に、かつ低コストで生産出来ることで知られており、その製品が優れた労働力として機能する場合、各国大資本の目を大いに集めるだろうことは、過去においてタイラーが、本国政府に報告した重大事項の一つになっていたことからも明らかで、若者の考え方次第では、この切り口一つで世界の産業界を席捲してしまえるほどの、恐るべき潜在能力を秘めている筈なのだ。

自国の労働力の代替としてこの導入を大量に許すと言う事は、国王の意思一つで、自国の産業界の半ばを牛耳られてしまう可能性があることを知らねばならない。

だが、総理は、そのために必要な両国の信頼関係は、既に成っていると言い切ってしまっている。

秋津州国王が、日本の困るようなことをする筈がないと言っているようなもので、この件だけは、日本側の希望的観測ばかりが突出してしまっている感があろう。

また、これに付随して、株式会社秋津州商事の納税事務に関して、恒常的に税務当局が関与することにしたいと言う日本側の希望が出され、若者は即座に承諾した。

具体的には、秋津州商事の経理税務に絡む実務全般を、税務官吏が常勤体制で代行すると言うものだ。

その納税事務の正当性と透明性を一層高めておくことによって、故無きスキャンダルの噴出を、未然に防ごうと言う深慮遠謀だとも言えよう。

何しろ、法人としての全資産の変動と費用の発生に関して、それこそ細大漏らさず当局の管理下に置かれると言う話なのだが、若者はこれを即座に理解したばかりか承諾したことになる。

早速に税務当局から多数の税務官吏を受け入れ、日々監査を受けると言う大義名分を以ってその事務を開始することになると言い、当該新法が施行を見るまでは、当局の行為は全て通常の税務監査であるとされるのである。

また、秋元姉妹は当初政府当局の懇請によってこのオフィスに入った筈であったにも拘わらず、多額の地代家賃を遡って負担することも合意された。

いずれにしても、国王側には全く異存が出てこない。

ただ、多数の証券会社からうるさいほどに勧められている株式公開については、その意思が無いことが改めて明らかにされた。

なお、現在の秋津州商事の全株式は秋元京子氏が保有しており、制度上彼女がオーナー経営者と言うことになるのだが、それにも拘らず、この場ではその実質的な権限者は国王であると言う前提で、全ての話が進展してしまっている。

そのことに疑問を呈する者が一人もいないのだ。

陪席の京子本人ですら、全く異議を唱えることが無い。

もっとも、表面上見えている事柄からだけでもその理由は無いことも無い。

秋津州商事の商権の全ては、秋津州国王の委任を受けることによってのみ成立しているのだ。

その商権は、秋津州の全ての商取引に関する独占的な代理店業務にあり、一旦、その代理店指定を国王が取り消してしまえば、一瞬でその商権の全てが消滅してしまう。

本来なら、秋元京子は必死になって経営の多角化を図る筈なのだが、その気配も無く、京子と並んで代表権を有している妹の千代にしても同様だ。

但し、これはあくまで日本国内に以前から存在していた株式会社秋津州商事についての話であって、秋津州国内の秋津州商事の話では無い。


最後に出た話題は、中露等に対する新たな支援の一環として報道されている、永久原動機を動力源とする発電所の建設に関する一件であった。

現状の原子力発電所の全てをこれに代えていくことが、中露からの切実な要望として出されていることが、国際的にも注目を浴びているさなかであり、今般北方領土に限って採用に踏み切った日本政府としても決して無関心ではあり得ない。

この二カ国においては今次の戦争の結果、原子力発電所の稼動にあたってさまざまな障害が群がり起きており、一部に至っては解決不能と思われるものまで存在するようだ。

このため、その発電方式の事後の維持発展に関しては、明るい展望を見失ってしまっており、今次の中露の要請はそのためのものであったろう。

だが、そこには大きな問題が隠れている筈なのだ。

そもそもこの永久原動機と言うものは、秋津州以外には何人たりともフォローし得ない技術なのである。

まして、電力エネルギーが国家経営の根幹を揺るがすほどのものである以上、すなわちこれは、国家としての重要な要素を秋津州に握られてしまうことを前提とした話に他ならない。

その上秋津州には、いかなる他国にも関与を許さない、全く独自の通信技術がある。

この技術がある以上、いかに代替えの原動機が添えられていようと、一旦ことある際には、若者の判断一つでいつ停止させられてしまうか知れたものではない。

結局、多くの発電所に永久原動機を使用することが、確実に秋津州の支配権の強化に繋がることを、若者の無言の笑みから読み取った総理は、怖気をふるって感じ入ってしまった。

中露の電力は、現在の成り行きから見て、近い将来にもその六割ほどがこの形式のものになっていくことは確実で、その需要の増加に伴い益々増設されて行き、ゆくゆくはその八割を超えてしまうとまで囁かれている。

両国から直接この願いを受け付けたのは新田源一であり、その分析によると、今次の戦後処理における国王の基本姿勢の特異性が大きな誘い水になったと言う。

全く不思議なことに、完勝したはずの国王が一寸尺土も要求せず、ひたすら莫大な経済支援を繰り返して来ており、その上、敗戦国の核をも含めた再軍備に関しても躊躇なく許容し、逆にそれを急がせてもいる。

自身の判断によってのみその国防軍は整備されるべきであると言う国王の思想信条が、改めて喧伝されているほどなのである。

二カ国側からすれば、このような秋津州側の姿勢を見るにつけ、いまさらその国からの脅威を云々しても無意味であり、どうせなら徹底的にその翼下に抱かれてしまった方が、安全保障上の観点からも得策であると判断し、改めてこの発電所建設の支援を要請する気になったと言うのだ。

その結果、国王は中露に対してまたまた最強の外交カードを握り、この要請の任意性の高さを否定する声などさらに無く、カードの正当性をより強く補強してくれることに繋がった。

若者が具体的に口にすることは無いにしても、総理が察した通り、これも若干十九歳の男の示した恐るべき戦略の一環であることは明らかだ。


千代の作成したメモには、このほかにも数多くのものが盛り込まれており、国王の親日的な意向を更に浮かび上がらせていくことになる。

これ等の内容については、国井新田間で何度もすり合わせがなされていたものばかりで、実のところを言えば両首脳が直接顔を合わせる機会を持つことこそが、本当の狙いであったのかも知れない。

実は、この企画を立てた時点では、国井と新田の胸中には密かに危惧するものがあった。

一部に変人とまで呼ばれている総理は、名にしおう頑固一徹、こうと決めたら梃子でも動かないと言う変物中の変物である。

又、一方の若者はと言えば、それに負けず劣らずの強情者、かの米国大統領をさえ、気に入らなければ鼻の先であしらうほどの強烈な個性の持主なのだ。

若年とは言え、いまや世界中にその名を轟かせる秋津州の元首でもある。

この二人の気性から言って、その呼吸が合うかどうかを密かに案じたのは確かだ。

だが、案ずるより産むが易しとはよく言ったもので、礼儀正しく、慎ましく年長者を立てる若者の姿勢に直接触れ、とうに還暦を過ぎた変物総理もいっぺんに参ってしまったようだ。

その根底には、同祖同族の意識を共有していることもあったろうが、日本の国益に対し常に配慮を見せる若者の姿勢が、親子以上に年の離れた両者の間に、充分な心の交流をもたらしたことも確かだ。

多忙な総理が小一時間ほどの懇談ののち官邸に引き上げることとなり、玄関先まで見送ろうとする若者を新田が止めた。

総理と一緒に玄関先まで出て行けば、当然若者の姿も、報道陣にキャッチされてしまうことを恐れてのことだ。

何せ、今しも公用車が車寄せに横付けになり、数多くのカメラがそれを捉え続けているのだ。

今若者が出て行けば、結果は知れている。

その行動は常に世界の注目を浴びており、まして日本での動向などは絶好の標的になってしまう。

ここで騒ぎになってしまえば、このあとの行動が一段と難しくなってしまうに違いない。

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  1. 2005/11/03(木) 11:34:07|
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