日本大好きじいさんの落書き帳

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自立国家の建設 114

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さて、この日の田中盛重は早朝から繰り返し神宮前に入っていたが、実は、今朝方国王陛下のお手を煩わせ、総理自身が内閣と行政府の面々を引き連れて敷島への移動を終えていたのである。

詰まり、国家システムの根幹部が丹波へごっそりと移動してしまったことになる。

その後の日本列島は安田官房長官が総指揮を採ることになるが、一歩間違えれば大混乱を招きかねず、そうなれば殿(しんがり)部隊を率いる鹿島司令官の即断即決がいよいよ求められる事態に繋がり、その場合留守内閣と軍が分かれていては何かと不自由だ。

本来有事における総理の指揮所としては、官邸の危機管理センターや市ヶ谷の中央指揮所、或いは立川広域防災基地などがあるが、ここに来て国家警務隊の情報通信能力がはるかに優れていることが判然として来たため、国井総理の大号令によって官邸機能の一切が神宮前に引き移って来たのだ。

そのため大勢の人間が早朝から大忙しで駆け回り、ようやくひと段落ついたところで、田中も井上司令官や迫水秘書官と共に国王陛下に随従して改めて神宮前に入ったのだが、田中の目には、広大な構内に駐機する大型ポッドや巨大な兵営の姿が重く影を落とし、その物々しい雰囲気に身の引き締まる想いをしつつ、やがて本館二階のオフィスに上がって見て驚いた。

何と、そこには、秋元姉妹の傍らにもう一人の迫水美智子が控えていたのである。

一瞬、興梠(こおろぎ)律子なのかと思って胸が騒いだが、見れば彼女もまた国王秘書官としての姿勢をとっており、明らかに彼女ではなかった。

詰まり、国王秘書官迫水美智子と言う「人物」が、その場に二人も揃ったことになるのだ。

二人共見れば見るほど同じ顔をして、ご丁寧にも着衣や髪型までそっくりそのままの姿で並んで立つものだから、まったく見分けがつかない。

結局これもまた陛下所有のヒューマノイドだと知ってがっかりすると同時に、胸の中に興梠律子の強烈な印象が又しても蘇って来てしまう。

未だ一度しか会ったことは無いが、あれ以来胸をよぎるのは彼女の面影ばかりで、気が付けば心を鷲掴みにされてしまっていたのだ。

しかし彼女が想いを寄せているのはどう見ても国王陛下であり、どう足掻いてみたところで勝負にも何もならないことも判っているつもりなのだが、胸の中で意地悪く虫が騒いでどうにも諦めてくれない。

こう言うスキャンダラスな女性と結婚するなど、官僚として少なからぬリスクを負うことも判っているつもりなのだが、胸の中の虫はまったくお構い無しなのである。

しまいには、彼女と結婚できるなら、官僚としての未来など棒に振ってしまえと言って雄たけびを上げる始末だ。

幸か不幸か、肝心の国王陛下の方は彼女に対して特別の感情はお持ちでは無いように見受けられ、その点で、恋の鞘当てにはならないことだけがせめてもの救いだとは思う。

第一、陛下の場合、亡くなった王妃のことを未だに想い続けておられて、今のところ他の女性など眼中に無いのだから、昨晩陛下の胸に泣き伏していた金髪の美少女にしても、陛下にとっては、かつてのアフリカの孤児たちと同様の存在に過ぎず、その胸の中にあるものは深い憐憫の情以外の何ものでも無いだろう。

そこにも将来悲劇が訪れる余地があり、敢えて望むことではないにしても、興梠律子の場合もそうならない保障は無いわけで、そのときこそ、自分の存在をアピール出来る絶好のチャンスになると思う。

しかし、理屈はそうなのだが、胸の中の虫がそれまで待ってくれそうに無いのだ。

何しろ、この胸のもやもやが始終自分を苦しめ続け、解放してくれそうな気配も無い。

とにかく、あれやこれや悩んでいるより、男なら当たって砕けろと虫のヤツがほざくのだ。

その上、さきほど陛下に言われた一言がひどく心を揺さぶってしまっている。

聞けば、あの女性の勤める店が今日で店仕舞いするらしく、何でも、最後にお別れパーティのようなことをやってから店を閉めることを諸方に通知していたらしいのだ。

このご時世のことだから、その招きに応じる人間も限られては来るだろうが、陛下はそのことをみどりママからお聞きになっていらしたらしく、この私に名代として出向いてくれるよう仰せになり、おまけに迫水秘書官から十万円入りの熨斗袋まで渡されてしまい、その上陛下ご自身はご念の入ったことに丹波に緊急の用事が出来たと仰る。

そう聞いてしまった以上、引き受けざるを得ないだろう。

そうと決まってからは、今夜会える筈の女性を想って我ながら気の高ぶりを覚えてしまい、中学生じゃあるまいしなどと自分に言い聞かせては見るものの、妙に落ち着かない時間を過ごす羽目になってしまった。

安田長官と陛下の会談にも立ち会ったが、陪席の岡部先輩に、「おまえ、今日は少しおかしいぞ。」などと言われてしまうありさまなのだ。

本当のことを知ったら、さぞ先輩が怒るだろう。

竹刀で殴られるかもしれない。

その後の陛下は司令部において鹿島閣下と親しくご懇談に及ばれ、そこでは終生忘れ得ぬ情景を見聞した。

何せ、二人の間には切っても切れないほどの深い信頼関係が見え隠れし、その美しい人間模様にひどく胸を打たれたのだ。

例えば、閣下が国王陛下とお呼びになるのは当然と言えば当然だが、陛下が鹿島閣下を先生と尊称されるのをお聞きし、鹿島閣下が陛下に抱いておられる徒ならぬ思いは以前から承知していたが、陛下の方も閣下のお人柄にひどく感じ入ってらっしゃることが、今さらながらひしひしと伝わって来るのである。


このあと、神宮前で国王陛下の旅立ちをお見送りしてから、早いうちから行動を起こし、勇躍してスナック葉月に赴いたのだが無論これも初めてのことだ。

国王陛下の名代と言うことで堂々たる公用と看做されたが、敢えて公用車は用いず、いまや数少なくなったタクシーを呼んだのだが、上野広小路のその辺りの風景は報道画面などで度々目にしており直ぐに見つけることが出来た。

周辺一帯は数ヶ月前までの繁盛振りから見れば驚くほど閑散としていて、これがあの上野広小路かと思いつつ目指す店に足を踏み入れると、カウンター席が六つほどで他にボックスが七つほど並び、客が届けさせたらしい花篭の姿も妙に物悲しい。

国王陛下の名代であることを告げると思いのほかの歓待を受けることとなり、ママは勿論、興梠律子からもそれなりのもてなしを受けることになった。

しかし、彼女たちは見るからにてんてこ舞いだ。

客は七組ほどのものなのだが、接待しているホステスはと言えば、あとにも先にも三人だけであり、その中の一人は絶えずカウンターに入っているありさまで、いきおい興梠姫も席を移動しつつサービスにあい努めざるを得ない。

店内を深海魚のように泳ぎ回るその姿は、鮮やかすぎる美貌と言い、抜群のプロポーションと言い、眺めているだけで胸が高まって来るほどのもので、ときに太っちょママが回ってきてもまるで上の空だ。

その美女の姿はそれほどまでに煌びやかなものに見えており、素晴らしい人気を誇っているのもつくづく当然に思えて来る。

いずれにしても、大役は果たし終えたのである。

もっと眺めていたいのはやまやまだったが、何と言ってもこの状況だ、いくらなんでも長居は禁物だと思い已む無く辞することにしたが、その帰り際になって深海魚の方から思わぬ申し出を受けることになった。

この状況で明日からまた体が空くことになり、海都付近の観光旅行を予定していると言い、あろうことか、このご時世に国王陛下をお誘いして海水浴を楽しみたいと言う。

要は、自分の水着姿を陛下に見せたいだけなのだろうが、その段取りについても既にみどりママに頼んであるらしく、その節はくれぐれもよろしくと言う話で、何のことは無い、興梠姫さまはこの私に恋のキューピットの役回りを演じて欲しいとの仰せなのだ。

その口振りでは彼女が主役を務めるような話だったが、実際のところは有紀子ちゃんの存在が全てであったらしく、幼いおねだりが功を奏した結果だったことが後になって判って来るのである。


一方、国王は多くを携えて丹波に移動し六角庁舎に入っていたが、今や日本政府の敷島移転のことがあり、一方に、現地軍に内在する巨大な内部矛盾のことがある。

秋津州兵団の各司令官が全て准将でありながら、丹波に限っては全軍を統御する権能が長らく秋元滝中佐の手にあったのだ。

少なくとも外見上は三階級も上級の将官を指揮していることになり、このままではその不自然さがいよいよ際立つばかりで、これほどの内部矛盾をわざわざ人目に曝して歩いても一文の得にもならないことは明らかで、遅ればせながら上級の将官を用意して運んで来たところだ。

そのネーミングも近代日本における稀代の名将にあやかって立見鑑二郎としたが、この司令官は中将として着任するや、丹波の全軍を隷下に置くことによって外見上の整合性を保ったことにはなるだろう。

そして、外見上秋津州の全てを統御するものとして堂々たる中央政庁が今ここにある。

六角庁舎だ。

地上十二階地下二階建てで二百万平方メートルもの床面積を誇るこの庁舎は、上空から見れば正しく六角形を成しており、その詳細部分の設計は例によってお袋さまの手になるものであって、最上階を特別なフロアとして扱い、その真北と北西及び西南側が新田一派とプロジェクトAのためのエリアとされ、今では専ら「秋桜(こすもす)エリア」と呼ばれている。

結局最上階フロアの西側半分をそっくり秋桜エリアに割り当てているため、残りの東側半分だけが王宮エリアと言うことになる。

その王宮エリアにしても公式行事用のエリアが南面するフロアに、残る東南及び北東のフロアが私的エリアに設定されていたが、その私的エリアの中でも北東エリアに施されていた造作が若者の目を特別に惹いたに違いない。

何しろ、必要以上に贅沢な造作を持つ部屋が数十所帯分も整えられていたからだ。

中には十LDKもあろうかと言う広大なものまで複数存在し、その無意味な大きさに気付いた王が女帝に問い質したところ、女帝は大は小を兼ねる筈だと応えたと言うが、おふくろさまの設計の意図そのものが、王家の「後宮(こうきゅう)」としてのものであったことだけは動かない。

何せその広大なエリアは、改めて提示させた設計図の中では、「内裏(だいり)」と記されていたくらいだったのだ。

かつて秋津州王朝が他の天体において成立した頃の語法で言えば、「内裏」はそのものずばりの王の後宮を意味するのである。

王は直ちにその呼称を改め、その内裏エリアを一番区域と名付け、時計回りに次の東南の一辺を二番、真南の公式エリアを三番、西南を四番、北西を五番、真北を六番区域と定めた。

詰まり、一・二・三番区域が王宮エリアで、四・五・六番区域が秋桜エリアだと言うことになる。

ちなみに言えば、この最上階は殆どの区域でかなり高い天井を持っており、多くの場合概ね八メートルもの高さがある上、四番区域には例の純日本風平屋建ての土竜庵が既にある。

この土竜庵などは、新田の家族が今後いよいよ増えた場合に備え、八LDKもある大きなものになっており、中でも巨大な掘り炬燵を具えた居間兼会議室に至っては、十八畳敷きはあろうかと言う大きさだ。

土竜庵に隣接するオフィスにも無論大小の会議室が備わり、五・六番区域に住まう筈のプロジェクトAと新田の配下たちが賑々しく集うことになる筈だ。

また、王宮エリアの内でも公式な場所とされる三番区域には、大小の謁見の間や会見の間、そして大規模ホールなどが備わり、外来者のための休憩所兼寝室や王の公的執務室などがある。

片や私的エリアの二番区域には王の居間やキッチンや多数の休憩室兼寝室などと共に、執務室とそのオフィスまでが重厚な趣きを添えて備わっており、今後国王にとって主たる居所となることを窺わせていた。

また、屋上には大規模なアンテナ類や水槽、そして大小さまざまなポッドの発着スペースが備わり、通常のフロアには中央銀行はおろか、全ての行政庁が集中しており、既に六角庁舎は名実ともに完成していると言って良い。

一旦外に目を向ければ、グラウンドを挟んで真向かいには秋津州財団のビルが聳え建ち、財団の研究所はもとより、そこの一階には剣道場まで設けられ、最上階には重厚な設えの総裁室があるのだと言う。

六角庁舎の東側には広大なパーキングエリアを挟んで堂々たる国民議会が威容を誇り、そのまた東側には八咫烏の櫃などを収蔵する王立博物館が鎮まり、目抜き通りには大和商事の高層ビルや加茂川銀行などが聳え立っているのである。

幾つもの大和商事所有の貸しビルの中には、海都から移って来たクラブ碧やモニカたちの酒場なども立派に営業を始めており、近頃では証券取り引き市場はもとより、穀物や工業品等のマーケットも活況を呈しているとされ、既に一の荘は堂々たる金融商業都市だと言って良い。

又、この意味では秋桜や任那なども負けてはいない。

殊に任那の郷などは、最近完成した近代都市群が既に一億に迫る異邦人を吸収し、その経済活動を急速に勃興させつつあり、大和商事系列と見られる企業だけでも多数を数え、外資系企業に至っては既に数千にも及ぶとされている。

いずれにしてもそれらの企業活動が壮大な雇用を生み出しており、その勢いは既に秋桜や玉垣の郷をも凌ぎ、ゆくゆくは八雲の郷をすら追い越してしまうだろうと言う者さえいるほどだ。

何しろ、任那だけで八雲の郷の十倍を超える面積を持ち、八雲の郷の一の荘に匹敵するほどの巨大都市が一ダースも産声を上げており、その多くが益々活性化して行くことが見込まれているのである。

現状では直轄領の経済発展ばかりが突出してしまっており、新たな日本となった敷島が猛追中という構図で、今後欧米勢力などが徐々に力をつけてくることが期待される状況だ。

日本に関して言えば、国家警務隊を除き、自衛隊や海上保安庁の艦船を含む多様な兵器類の移送も既に終えており、秋津州の潜水艦艦隊にしても程なく移送の予定でいる。

米軍の海上勢力を含む大型兵器の移送ですら一気呵成に済ませてしまう予定で、若者の作業が粛々と成果を上げ続ける中、人類の惑星間移送と言う大仕事も既にその峠を越えたと言って良い筈だが、そうであるにもかかわらず、極東に存在している例の一国だけが全く異なる挙動を示しつつあったことになる。


さて、太平洋上の秋津州には、その真東(まひがし)に当たる場所にかつて若者が造成した潮入り湾と言う入り江があるが、開削以来既に五年の歳月が経過したこともあって、僅かながらも自然の砂浜を形成するまでになって来ていた。

湾口が三十メートルほどとまことに狭く、奥行きも最も奥深いところでさえせいぜい五百メートルがやっとであり、湾の奥には五百メートルほどの浜辺が開いた扇面の縁(ふち)のように半円を描き、扇の要の部分に当たる湾口から絶え間なく波が打ち寄せ小さな浜辺を洗ってくれている。

湾内から陸地側を見ると、波打ち際から内陸に向かってなだらかな登りになり、その斜面を二百メートルほど登ると、高さ二十メートルもある切り立った断崖にぶつかってしまうのだが、その断崖は浜辺の描く半円の外周をぐるりと取り巻くようにして続き、南側に寄ったところに崖の上から降りてくるための通路が一箇所だけ用意されている。

また、内陸の遊水池からこの潮入り湾まで通じる小川が開削され、浜辺の北側の崖の上から、小さな滝となって清水(せいすい)を降らせ、それが斜面を二百メートルほど駆け下って湾内に流れ込んでおり、崖の上に植えられた松並木と相俟って一種独特の景観を齎してくれている。

詰まりそこは、海水浴場としてもそこそこの条件を具えていると言って良いのだが、南側の浜辺で塩作りの施設が細々と稼動していて、浜辺にまで降りることを禁じられていることもあって、観光客が押し寄せてくると言うわけではない。

潮入り湾とはそう言う入り江であり、国王は愛すべき幼子をここで遊ばそうと企図し、数日後それを実行に移したのだが参加者はかなりのものになった。

みどりと有紀子がいるのは当然だが今回は理沙も同行して来ており、田中や迫水、横山親子に興梠律子がおり、国王から直接声を掛けられたローズも大喜びで姿を見せ、無論周辺一帯を井上以下の近衛軍が粛然と固めている。

浜辺には国王専用機が舞い降りてトイレやシャワーなどの利便を提供し、若者の束の間の休息を側面から支えており、一行は燦々と降り注ぐ夏の陽の下でのどかに遊んだ。

みどりと葉月と理沙の三人が、浜辺に設えたテーブルセットで若者と田中盛重の酒の相手を務め、波打ち際では律子と咲子とローズがいずれ劣らぬ見事な肢体を陽の光りに曝しながら有紀子の相手をしてやっており、若者がその光景を満足そうに眺めている。

波打ち際で戯れる三人の美女の姿は、崖の上でカメラを構える者にとっては絶好の被写体になったろうが、浜辺のビーチパラソルの下では、それぞれがそれぞれの想いを込めてそれを眺めており、殊に葉月の視界の中では、娘の咲子の姿こそ最も美しいものに写ったことだろう。

無論、田中盛重の視界の中での一番手は言うまでも無かろうが、陪席の理沙の見るところ、未だ十五歳だと聞く少女の姿こそ最も輝いて見えていたかもしれない。

この日、ローズも存分に遊んだ。

事前に国王陛下から声を掛けてもらっていたこともあって、その水着一つとってもかなり納得の出来るものを調達出来たこともあり、喜び勇んで参加していたのである。

彼女にとってプールならいざ知らず、本物の海水浴など幼い頃に両親に連れて行ってもらって以来のことであり、その上陛下との二度目のピクニックの気分でいる以上、当然主役は自分自身なのだ。

しかも、唯一気掛かりだった立川みどりと言う女性にも対面し、存外優しいヒトだと知って胸を撫で下ろしていたくらいだ。

そのヒトはこの日の朝、王のキッチンで金髪の美少女が和食の料理に取り組んでいる姿に接して、ことのほかの笑顔を見せてくれたのである。

しかも、その指南役まで買って出てくれるほどの意気込みようで、少女にして見れば、密かに恐れていた最大の難関を突破した気分なのだ。

尤も、みどりはみどりで、事前にこの少女の身の上についてふんだんの情報を得てしまっており、その胸が同情心で一杯になっていたのだが、少女にして見れば一番の屈託が消え失せて、ひたすら海水浴を楽しんでいるのである。

八月の十三日のことであったと言う。

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  1. 2007/12/07(金) 14:09:43|
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  1. 2007/12/09(日) 19:14:10 |
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